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スクワットで腰が痛くなる原因とは?フォーム以外の3つの理由

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スクワットで腰が痛くなる原因とは?フォーム以外の3つの理由

スクワットで腰が痛くなる原因とは?フォーム以外の3つの理由

2026/08/27

スクワット中に「腰に違和感がある」「腰にばかり負担を感じる」と悩んでいませんか?「背中を丸めない」「胸を張る」といった一般的な意識をしていても、腰の負担感が改善しないケースは少なくありません。

スクワットで腰に負担がかかりやすくなる背景には、単純な姿勢の良し悪しだけでなく、「股関節周辺の可動性や筋力」「骨盤・体幹のコントロール能力」「自身の身体特性に合っていない負荷・可動域の設定」といった複数の要素が複合的に関係していると考えられます。

この記事では、なぜスクワットで腰へ負担が集中しやすいのか、身体の仕組みを踏まえて分かりやすく解説します。ご自身の身体特性に合ったフォームとアプローチを見つけ、安全にトレーニングを進めましょう。

目次

    スクワットで腰が痛くなるのはなぜ?

    スクワットは本来、下半身の筋肉(太ももやお尻など)を中心に、全身の関節が協調して動作する運動です。しかし、下半身や体幹の機能が十分に活かされない状態では、動作の負担が特定の部位、特に腰まわりに偏りやすくなります。

    腰椎(腰の骨)とその周辺組織は、適切な動作パターンや体幹のサポートのもとで負荷に耐えられる構造を持っています。しかし、下半身の関節(股関節や足関節)の動きや連動性がスムーズでない場合、あるいは過度な負荷がかかった場合、腰周辺の構造に想定以上のメカニカルストレス(物理的な負担)が加わる可能性があります。

    腰痛の発生には身体的要因・精神的要因を含め多様な背景が存在するため、単一のフォームや関節の動きだけが原因とは限りませんが、動作中の負担の偏りは大きな要因の一つと言えます。

    スクワットで腰が痛くなる主な3つの原因

    スクワットで腰への負担が大きくなる背景として、現場の指導でよく見られる代表的な要素を3つ紹介します。

    股関節と膝を連動させて使えていない

    1つ目は、股関節と膝関節をバランスよく協調させる動作パターンや、下半身まわりの筋力の活用が十分でないケースです。

    股関節や膝関節の可動域・筋力、あるいはそれらを連動させる運動パターンと腰部の負担には関連性が報告されています。下半身周辺の組織(大臀筋や大腿四頭筋、ハムストリングスなど)が十分に機能していないと、しゃがみ込む際に膝や股関節の連動をかばうようにして腰椎が大きく動いてしまう(過度に丸まる、あるいは過度に反る)代償動作が起こりやすくなります。

    このような動作パターンが続くことで、腰部の組織に局所的な負担が加わりやすくなる場合があります。

    骨盤や体幹のコントロールが崩れている

    2つ目は、しゃがむ深さや動きの中で、骨盤や胸郭(胸まわりの骨格)の位置関係を安定して保てなくなるケースです。

    しゃがみ込む際に骨盤が後方へ傾く動き(バットウィンクなど)は、個人の股関節の骨格形状や柔軟性、しゃがむ深さによって自然に生じるものであり、必ずしも即座に危険とは言えません。しかし、この傾きによって腰椎の屈曲(丸まり)が大きくなり、その状態のまま高重量を受けることで、腰部組織への負担が増大する傾向があります。

    反対に、腰を丸めまいとして背中を過剰に反らせた状態(過伸展)で保持し続けることも、腰部の背側の関節や筋肉に持続的な緊張をもたらすことがあります。

    重量や可動域が現在の身体能力に合っていない

    3つ目は、自身の筋力・柔軟性・動作の習熟度に対して、過度な重量を扱ったり、無理な深さ(可動域)で実施したりしているケースです。

    スクワットの適切な深度(ハーフ、パラレル、フルスクワットなど)には明確な個人差があります。足首や股関節の可動性に合わない深さまで無理にしゃがみ込もうとすると、骨盤や腰椎の配列が変化し、体幹の安定性を維持しづらくなります。

    また、体幹で支えられる限界を超えた重量を担ぐことで、動作全体のコントロールが難しくなり、結果として腰部へ過剰な負担が逃げてしまうことがあります。

    スクワットで腰への負担を減らすポイント

    腰への局所的な負担を減らすためには、身体全体をバランスよく活用する意識が大切です。

    ・膝と股関節を連動させてしゃがみ込む

    膝と股関節をバランスよく協調させてしゃがみ込み、股関節周辺や太ももの筋肉を適切に活用できる動作パターンを身につけることが大切です。

    ・足裏全体で安定して床を捉える

    足裏全体(母趾球・小趾球・かかと)で均等に床を押し、重心を安定させます。足裏でしっかり支持基底面を作ることで、全身のバランスが整い、特定の関節に過度な負担が偏るのを防ぎます。

    ・自身に合った足幅とつま先の向きを設定する

    股関節のハマり具合(臼蓋と大腿骨頭の位置関係)には個人差があります。肩幅前後の足幅や、つま先をやや外側へ向ける配置など、腰や膝に違和感がなく自然にしゃがみ込める足幅・角度を探すことが重要です。

    腹圧と呼吸はスクワットの目的や負荷に応じて調整する

    体幹の安定性を高める「腹圧(腹腔内圧)」と「呼吸」の関係も非常に重要です。

    腹圧を高める手法として、お腹を凹ませるドローインではなく、お腹周り全体を全方向に膨らませるように力を高める「ブレーシング(Bracing)」がスクワットでは一般的です。

    ・高重量を扱う場合:動作前に息を吸い込み、お腹周りを固めることで体幹の剛性を高め、腰椎周辺の安定性を確保します。

    ・自重や低負荷の場合:過度な息止めを行わず、しゃがむ時に息を吸い、立ち上がる時に息を吐くといった自然な呼吸循環を維持しながら動作を行うことも推奨されます。

    腹圧は単に「腰を固定する」ためだけのものではなく、扱う重量やトレーニングの目的に応じて適切にコントロールすることが求められます。

    スクワットのフォームを見直すときのチェックポイント

    スマートフォンの動画撮影などを利用し、ご自身のスクワット動作を客観的に観察してみましょう。

    ・[横から確認]バーベルや体の重心軌道が、足裏の中央付近を前後に大きく外れず通っているか

    ・[横から確認]しゃがみ込みに伴って、腰椎や骨盤の角度が急激に変化していないか

    ・[横から確認]足裏の支持を保ちながら、膝・股関節・体幹が連動して動いているか

    ・[正面から確認]しゃがんだ際、膝がつま先と同じ方向を向いているか(極端に内側に入っていないか)

    特定の深さで腰の角度が大きく変わる場合は、その手前の可動域でコントロールする、あるいは足幅やアプローチを見直す目安になります。

    腰に違和感・痛みがあるときの対応

    「痛みを我慢して行えば強くなる」ということはありません。痛みが生じている状態で無理にスクワットを続けると、その痛みを避けるための不自然な動きが定着したり、身体へのストレスが増加したりする可能性があります。

    違和感や痛みがある場合は、以下のステップで冷静に対応しましょう。

    1.一度スクワットを中断し、原因や負荷の設定を見直す

    2.重量を減らす、あるいはしゃがむ深さを浅く(ハーフスクワット等に)調整する

    3.ヒップリフトやヒップヒンジ系の種目など、別のエクササイズに切り替える

    なお、痛みの状態や背景には個人差があるため、自己判断での安易な温感・冷感処置に頼り切るのではなく、症状に応じた適切な評価を行うことが先決です。

    ※痛みが強い場合、長期間改善しない場合、または足へのシビレや筋力低下などを伴う場合は、無理をせず整形外科などの医療機関へご相談ください。

    スクワットで腰への負担を減らすための日常のアプローチ

    フォームの意識だけでなく、日頃のコンディショニングを取り入れることで、スクワット時の動作性が高まりやすくなります。

    ・股関節や胸郭(背中上部)の可動性を整える

    トレーニング前に股関節周りや胸骨・胸椎のストレッチや動的エクササイズを行い、動作に必要な可動性を準備します。

    ・全身の連動性を意識したウォームアップ

    メインの重量に入る前に、自重でのスクワットや体幹の協調性を高めるエクササイズを挟むことで、スムーズな動作パターンを準備します。

    ・日常の姿勢や動作パターンの見直し

    長時間のデスクワークなどで固定されがちな日常の姿勢も、股関節や背中の動きやすさに影響を与えます。日頃から適度に適正な姿勢・運動習慣を心がけましょう。

    まとめ

    スクワットで腰に負担がかかる背景には、「間違ったフォーム」といった一言だけでは片付けられない、股関節の可動性・骨盤や体幹のコントロール能力・個人の身体特性に合った負荷設定などの多様な要素が絡み合っています。

    単純に「腰を丸めない」「深くしゃがむ」ことだけを目標にするのではなく、ご自身の骨格や柔軟性に合わせたアプローチを見つけることが、安全で効果的なスクワットへの第一歩です。

    「自分に合った足幅やしゃがむ深さが分からない」

    「どうしても腰に負担を感じてしまい、原因が判断できない」

    このような場合は、専門知識を持ったトレーナーに身体の評価や動作チェックを依頼してみるのも一つの手段です。

    パーソナルジム「Active Motion」では、一人ひとりの骨格・柔軟性・運動経験に合わせたフォーム指導とコンディショニングを行っています。ご自身の身体特性に合わせた最適なスクワットを学びたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

    参考資料・専門情報

    日本整形外科学会/日本腰痛学会 編『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』南江堂

    NSCA JAPAN『NSCA パーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版』ブックハウス・エイチディ

    この記事は私が書いております!

    Active Motion 代表:杉田 賢一

    浅草・入谷で唯一無二の「脳科学×神経学」トレーニング

    浅草エリアで姿勢改善・根本改善を軸としたパーソナルトレーニングを提供。

    猫背、反り腰、ストレートネックといった姿勢不良から、ゴルフのパフォーマンスアップ、睡眠の質改善まで、複数の専門資格(NESTA、PRI等)を活かした多角的な指導が特徴です。

    台東区松が谷の静かな空間で、自分自身の身体と向き合う時間を提供します。浅草駅・入谷駅からアクセス良好。根本から身体を整えたい方のための、地域に根差したパーソナルジムです。

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